「水素水」のブームが巻き起こったのは、2015年12月のとあるネット記事が発端で、あっという間にブームとなりました。
美容や健康意識が高い現代では、ウォーターサーバーやペットボトルでも簡単に摂取でき、かなり身近な存在に。
その効果は、ガン予防やアトピー性皮膚炎など疾患の改善や予防に期待されるようになりました。
中でも、今回は、多くの方が期待している「水素水のダイエット効果」について解説します!
目次
水素水にダイエット成分は含まれていない?
「ダイエット成分」と聞いて、皆さんは何を思い出しますか?
ダイエット成分は大きく①脂肪燃焼系(カプサイシンなど)②便通改善系(乳酸菌など)③カロリーカット系(難消化性デキストリンなど)に分けられます。
もちろん、水素水にこれらの成分は含まれていません。あくまで水であることに変わりはありません。
ただ、水素水に含まれている「水素」は「宇宙で一番小さな原子」です。この宇宙で一番小さな原子が体内に入ると、あっという間に全身の細胞に行き渡ります。
この「水素」の役割として、医学的に証明されているのは「悪玉活性酵素」を対外に排出するという作用。
水素水の老化防止という成分に注目すると、酔わないポリフェノールを含んだ赤ワイン、苦くないカテキンを含んだ緑茶などに似た効果を持っています。
水素水に期待できるのは老化予防!
さきほどお話した通り、「水素水」自体にいわゆるダイエット成分は含まれていません。
しかし、「悪玉活性酵素」を体外に排出してくれることは医学的に証明されています。では、私たちのカラダにとって「水素水」には何が期待できるのでしょうか。
ずばり、老化予防です
具体的にはシワやシミ、たるみなどの美容的な効果が期待できます。
「水素水」に含まれる「水素」はカラダを活性化させ、「活性酵素」をうまくキャッチし、体外へと排出してくれます。
体内の酸化が予防出来るということは、血管の老化予防も期待できます。心臓血管系の病気予防にも効果あり!ということになりますね。
では、「水素水」にはダイエット効果を期待できないのでしょうか。
実は、そうとは言い切れません。「飲むだけでは、やせない」とは思います。ただ、一般的に肥満の方は、カラダが酸化している傾向にあります。
つまり、不摂生をしている傾向にあるので、カラダの細胞はストレスを感じ取り、疲弊していると言われています。
水素水を飲むベストタイミングは寝起き
寝ている時間帯は汗などでカラダの水分が失われています。
カラダが水分を欲しがっている寝起きこそ、「水素」を含んだ「水素水」を取り入れて、カラダ中の細胞に水素を与えてあげましょう。
そして、寝る前です。
先ほどの通り、寝ている間に脱水症になるくらい、カラダは水分を排出します。
寝る前に「水素水」を取り入れて、「活性酵素」をキャッチしてもらい、体外に排出してもらいましょう。
他には水分補給が必要なとき、運動前後や入浴前後、食事中です。
体内が欲しているとき、またはカラダが水分を使用するときが取り込みのベストタイミングといえます。
ひとつだけ注意点があります!
水素水の水素は、空気に触れると短時間で抜けてしまうと言われています。
理想的なのは、生成された「水素水」を素早く飲むことです。
水素水は1日500mlを2~3日摂取するのがベスト
大学教授の研究によると、1日300ml〜500ml程度の摂取で「水素水」の効果は期待できるとされています。
しかし、毎日小分けにして飲むよりも週に2〜3日でも1日500ml程度飲むことが推奨されています。
取りすぎた水素は呼吸で排出されるため、取り過ぎによる問題はないと言われています。
水素水を温めるのはNG
水の中に止めておける「水素」の量は、水の温度によって変わってしまいます。
例えば、20度の水素水を水素MAXとすれば、40度で20%減少、60度で60%減少すると言われています。
温めてしまうと水素がなくなってしまうわけではありませんが、少なくはなってしまいます。
また、空気に触れると水素が抜けてゆくという性質上、お風呂に水素水を入れて沸かす、というのは不向きかもしれません。
ただ、今はお風呂で水素水を発生させるものもあるようなので、専用の水素発生機なら問題も解決ですね。
水素水ダイエットおすすめのやり方とは?
水素水ダイエットに成功した人の共通点は、水素水を摂取することで、「糖分の多いジュース・お酒」などの摂取量を意識的に減らしているという点です。
いわゆる「置き換えダイエット」です。
例えば、コカ・コーラを日常的に飲む人は、500mlのコーラ1本で225kcalを摂取することになります。
しかし、コーラの摂取ではなく水素水にすることで、225Kcal分の脂肪を体内に蓄積するリスクがなくなります。
また、毎晩自宅でチューハイ・ビールを飲んでいる方も、水素水に置き換えることによって、ダイエット効果が期待できます。
お酒を飲むと、お酒自体の糖質・カロリーを摂取するとともに、アルコールにより食欲が増進され、無意識に摂取カロリーが増えてしまいます。結果、体脂肪の蓄積が活性化されてしまいます。
その点、炭酸およびアルコールが含まれない水素水には、食欲増進効果はなく、飲み物自体のカロリーもゼロです。
また、肝臓もアルコールを分解する作業がありません。
お酒を飲まない日の事を「休肝日」というように、肝臓にとってはアルコール分解の仕事がない分、疲労回復に集中することができるのです。
また、水素の効果により老化物質を体外へ排出する作用も期待できます。
結果、翌日の目覚めがよくなり、活発に動き回る体力が生まれ、運動量が増えることで、消費カロリーが増えて痩せやすくなります。
アルコールを水素水に「置き換える」ことで、大きなプラスの循環を生みだす事が出来るようになります。
水素水ダイエットに効果は期待できない
水素水に「ダイエット効果はない」という情報も多く存在します。
水素水にダイエット効果がないという人は、「既存の食生活・生活リズム」を一切変えずに、水素水を追加で飲むというやり方をしているケースが多いようです。
事実、水素水は、水素が含まれた普通の水です。
摂取した食事のカロリー消費を促進したり、脂肪の燃焼を促進させたりする効果はありません。
飲むだけで痩せるような、魔法のような効果はありません。
水素水ダイエットを成功させる場合には、水素水の性質を正しく理解し、どのように役立て行くかという計画性が欠かせません。
水素水では痩せやすい体つくりができる!
結論、「水素水」を飲むだけでは痩せないと考えられます。
ただ、カラダを活性化する効果は医学的に認められています。「痩せやすい」カラダを取り戻すことは可能ですので、効果的な量とタイミングで摂取することで、ダイエットの効果を高めることが期待できます。
また、ジュースやお酒を水素水に置き換えることで、一日の摂取カロリーを抑えることで、ダイエットを成功させた事例は多く存在しています。
水はヒトにとってなくてはならない存在です。毎日の習慣から、ダイエットをはじめ、老化しにくい健康なカラダを目指すには「水素水」はおすすめです。